こんにちは!
ジャンパー膝[膝蓋靱帯炎]になるとジャンプすると膝が痛みますし、ひどい場合だと膝を動かすだけで痛む場合もあります。
そうなると辛いですよね…
治療後は良くなるけれど、時間が経つと痛くなってしまうという方も多いのでないでしょうか?
今日はそんな方のためジャンパー膝[膝蓋靱帯炎]をセルフケアで完治させる方法を紹介していきます。
画像引用https://joint-care.net/hiza-osara/
目次
●ジャンパー膝は自分で治せます
結論から言いますと、ジャンパー膝は自分で治せます!
- 今まで病院や整骨院に行ったが治らなかった。
- 自分で調べてマッサージやストレッチなどを試してみたが治らなかった。
という方も心配ありません。
この記事を最後まで読んでいただきメニューを継続することで完治に向かっていきます。
痛みなく思い切って動ける体を取り戻しましょう。
●ジャンパー膝とは
ジャンパー膝とは別名『膝蓋靱帯炎』(しつがいじんたいえん)とも言います。
その名の通り、膝蓋靱帯が炎症を起こしている状態を言います。
膝蓋靱帯は膝蓋骨(しつがいこつ)(お皿)の下にある靱帯です。
画像引用http://fukumoto-sinkyuseikotsuin.jp/blog/2030/
よくジャンプを行うバスケットボールやバレーボール選手に多いと言われています。
オスグッドとよく似ているのですが、オスグッドは靱帯ではなく脛骨粗面(けいこつそめん)という骨の部分が痛む状態を言います。
過去にオスグッドの記事も書いておりますので、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
●なぜジャンパー膝になってしまうのか
答えとしては、大腿四頭筋の硬さが原因です。
大腿四頭筋は膝蓋骨を通り、膝蓋靱帯まで繋がっています。
大腿四頭筋が硬くなってしまうと膝蓋靱帯に負担がかかってしまい、炎症を起こしてしまいます。
画像引用http://azuma-rehabili.com/blog/?p=115
大切なことは、この大腿四頭筋が硬くならないようにすることです。
ではどうして大腿四頭筋が硬くなってしまうのでしょうか?
- 体が硬いから?
- 練習量が多いから?
などが原因として考えられます。
ですが体が硬くてもジャンパー膝にならない方もいれば、練習量が多くてもジャンパー膝にならない方もいます。
どうしてなのでしょうか?
生まれ持った才能?
いいえ、違います。
お尻の筋肉と太ももの裏側のハムストリングスを上手に使えていないからです。
大腿四頭筋とお尻の筋肉・ハムストリングスのバランスが崩れることによって、大腿四頭筋が硬くなり膝蓋靱帯に負担がかかり炎症を起こしてしまうのです。
画像引用https://scrapbox.io/anatomy/
●ジャンパー膝の治療法
大腿四頭筋が硬くなるとジャンパー膝になるということをわかっていただけたと思います。
なので、大腿四頭筋の硬さを改善することがジャンパー膝の治療になります。
そのために
- 大腿四頭筋のストレッチやマッサージをしましょう。
- 膝蓋靱帯に負担を減らすために、テーピングやサポーターをしましょう。
- 膝蓋靱帯に炎症が起きているので、炎症を抑えるためにアイシングを行いましょう。
これらの治療をされた方も多いかと思います。
これらの治療をして完治しましたか?
完治したという方はこれらの治療を継続してください。
ですが、この記事をここまで読んでくださった方は完治していないのではないでしょうか?
完治していないからこの記事を読んでいるのではないでしょうか?
- ストレッチやマッサージをした後は楽になるが、運動を始めると膝が痛む。
- 練習中は気にならないが、練習後に膝が痛む。
- テーピングやサポーターをしていると痛みはないが、外して運動を行うのが怖い。
- テーピングやサポーターをしていると痛みはないが、外すと痛い。
- アイシングを練習後に行っているが、効果があるかわからない。
などを経験されている方が多いのではないでしょうか?
では、なぜこれらの治療では完治しないのでしょうか?
その答えは、『対症療法』にしかなっていないからです。
簡単にいうと硬くなった大腿四頭筋を柔らかくすることしかしていないからです。
これらの治療で大腿四頭筋が柔らかくなっても運動するとまた硬くなってしまうのは当たり前なのです。
大腿四頭筋が硬くなってしまうとまた膝に痛みがでてしまいます。
では、どうすればいいのでしょうか?
答えは、お尻の筋肉とハムストリングスを使えるようにすることです。
お尻とハムストリングスの筋肉がうまく使えず大腿四頭筋ばかり使うので、大腿四頭筋が硬くなり膝蓋靱帯に負担がかかりジャンパー膝になるのです。
お尻の筋肉とハムストリングスを使う。
これが本当の『根本治療』なのです。
お尻の筋肉とハムストリングスを使える体になって痛みのない状態を取り戻しましょう。
●ジャンパー膝を完治させるセルフケア
完治させるセルケアはハイハイです。
ハイハイ?
なんで今更そんなことをしないといけないの?と思うかもしれません。
ですがハイハイを行うことにより、お尻の筋肉とハムストリングスを使えるようになります。
こちらの動画をご覧ください。
外でナチュラリゼーションした後に、温泉でのんびりするの最高すぎる。#ナチュラリゼーション#参加者募集中 pic.twitter.com/v6dSAL3GQJ
— 児島 和也 (@kazuya_725) 2019年9月12日
このハイハイは京都にある松本じゅん接骨院の松本先生が開発されたナチュラリゼーションの一部です。
ナチュラリゼーションの詳しい説明はこちらをご覧ください。
ポイントは背中が丸くならないようにすることです。
お腹に力が入ると背中が丸くなりやすいので、お腹に力を入れないようにしましょう。
このように背中が丸くなるのは✖︎
このハイハイを10メートル×3セットを目安に行いましょう。
慣れてくれば、徐々に距離を伸ばしていきましょう。
ハイハイが終わった後に歩いてみましょう。
ハイハイを行う前より、歩きやすくなっていませんか?
正しくできていれば、膝の痛みは消えているはずです。
やればやるほど上手になっていき、膝の痛みも無くなっていくので楽しみながら継続してください!
またハイハイはジャンパー膝以外にも、股関節など様々なところに良い影響を及ぼします。
大人がやっても効果抜群のメニューです。
詳しくはこの本に書かれています。
小さなお子さんがいらっしゃる方や、保育士や幼稚園の先生、体や脳の発達に興味がある方にオススメの一冊です。
●まとめ
- ジャンパー膝とは別名、膝蓋靱帯炎とも言う。
- 膝蓋靱帯は大腿四頭筋から繋がっているため、大腿四頭筋が硬くなってしまうと膝蓋靱帯に負担がかかり痛みが増す。
- 大腿四頭筋が硬くなってしまう原因は、お尻の筋肉とハムストリングスを使えていないから。
- お尻の筋肉とハムストリングスを使えるようにするためには、ハイハイを行うこと。
- ハイハイを継続することで、膝の痛みは自然と消えていく。
- 痛みがなくなるだけでなく、パフォーマンスアップまで期待できる。
ということでした。
いかがだったでしょうか?
一言でまとめるとハイハイをしましょうということです。
ハイハイをすることで歩き方や走り方、プレー中の動きも変わってきます。
動きが変われば自然と痛みは消えていきます。
今までの膝の痛みはあなたが作っていたものです。
ですが、今からの膝の痛みをなくしていけるのもあなたしかいません。
痛みなく思い切ってプレーできること、今までよりもパフォーマンスアップしたあなたになれることを願っています。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
質問がある方はコメント欄までお願い致します。
オンライン治療もやっておりますので、気軽にご相談ください。
今日紹介させていただいたメニューのハイハイ以外にもナチュラリゼーションにはたくさんの素晴らしいメニューが存在します。
痛みを改善したい、パフォーマンスアップしたい、健康になりたい、運動不足を解消したいという方にはこちらの電子書籍がオススメです。
ぜひこの機会にナチュラリゼーションをはじめてみませんか?
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