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「国家資格 柔道整復師」「ナチュラリゼーション認定中級トレーナー」取得の体操競技指導者が今まで以上に健康になる方法や関節痛や慢性痛などの痛みを改善する方法、美しいスタイルを取り戻す方法、アスリートがパフォーマンスアップする方法について書いています。

口を開けると顎が痛い方必見!セルフケアで治す方法

こんにちは!

 

今日は「口を開けると顎が痛い方」へセルフケアで治す方法を紹介していきます。

 

口を開けると顎が痛いってつらいですよね…

 

口を大きく開けられないという方も多いのではないでしょうか?

 

よく言われる顎関節症の方にも、今日お伝えする内容で治りますので、最後まで読んでみてください。

 

 

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画像引用https://nishi-nippori-station-dental.com/column/

 

目次 

 

 

●顎の痛みは治ります

結論から言いますと、顎の痛みは治ります。

口も大きく開くようになります。

 

今までのつらい状態は、今日から良い方向に向かいます。

 

いろんな治療法を試してみたけれど、治らなかった。

整骨院などでの治療後は良くなるが、時間が経つと口が開かなくなり、痛みが出てきてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

 

その原因は、対症療法しかしていないからです。

 

対症療法では、その時しか良くなりません。

時間が経つと、症状が出てきてしまいます。

 

このブログでは、その場しのぎの対症療法ではなく、完治させる根本治療をセルフケアで行ってもらう方法を紹介します。

 

痛みなく、日常を笑顔で過ごせる日々を取り戻しましょう!

 

 

●なぜ口を大きく開けると顎が痛くなってしまうのか?

なぜ、痛みが出てしまうのでしょうか?

 

 

 

 

 

答えは、口を大きく開けられないからです。

 

日常では、口を大きく開けることは少ないと思います。

 

普段大きく開けないのに、いきなり口を大きく開けるから痛くなるのです。

 

なので、普段から口を大きく開けましょう!

 

 

 

 

………

 

 

「口を大きく開けられないから悩んでいるんだ!」と思われた方。

すみません。

 

そうなんですよ。

 

口を大きく開けられないんですよ。 

 

 

 

 

なぜ、口を大きく開けられないんでしょうか?

 

 

 

 

 

  • 筋肉が硬いから?
  • 顎がズレているから?
  • 食いしばってしまっているから?

 

 

確かに全部正解なんです。

 

ですが、本当の原因は首と顎が連動していないからなのです。

首と顎が連動していないと、筋肉は硬くなりますし、顎もズレやすくなります。食いしばりも起きやすくなります。

 

「首と顎の連動?」

 

「なにそれ?」

 

って感じですよね。

 

 

それでは首と顎の連動を解説する前に、顎の解剖(骨と筋肉の位置)を見ていきましょう。

 

 

●顎の解剖(骨の位置と筋肉の確認)

それでは、まず顎の骨の位置を見ていきましょう。

顎(あご)は別名、顎関節(がくかんせつ)と言います。

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画像引用https://www.murakamiseikotsuin0716.com/2018/03/30/

 

顎関節は、耳の前に位置しています。

耳の前を触りながら、口を開け閉めすると動いているのがわかると思います。

 

 

次は、筋肉を見ていきましょう。

下の図の赤い筋肉の部分は、閉口筋(へいこうきん)と言って口を閉じる時に使う筋肉です。

自分でこめかみを押さえながら、グッと噛み締めてください。

こめかみが動くのがわかりますか?

その動いている筋肉が、閉口筋なのです。

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画像引用

http://blog.livedoor.jp/matsui_balance/archives/52614310.html

 

 

続いて、下の図の赤い筋肉の部分は開口筋(かいこうきん)と言って、口を開ける時に使う筋肉です。

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画像引用http://gooens.com/_m/topics/2017/3558/

 

 

この閉口筋と開口筋のバランスが大切なのです。

 

 

●閉口筋と開口筋のバランスの重要性

普段は口を開けることが少なく閉じることが多いので、口を閉じる時に使う閉口筋ばかりを使って筋肉が硬くなってしまうのです。

 

閉口筋が硬くなってしまうと、口が大きく開けられなくなります。

また、顎の痛み頭痛にまで影響してしまうのです。

 

なので、閉口筋が硬くならないようにしなければいけません。

 

閉口筋が硬くならないようにするためには、口を大きく開けて開口筋を使うことです。

 

 

これを肘に例えてみると、ずっと肘を曲げていると、伸ばそうと思った時に伸ばしづらくないでしょうか?

なぜなら、肘にも肘を曲げる筋肉と伸ばす筋肉があるからです。

肘を曲げる筋肉ばかり使っていると伸ばしづらくなるのです。

しかし、何度か肘を曲げ伸ばししていると動きやすくなると思います。

肘の曲げ伸ばしをすることによって、硬くなった肘を曲げる筋肉を動かすことと、肘を伸ばす筋肉を使うことで、動かしやすくなるのです。

 

 

ここまでをまとめてみると、

  • 顎関節は耳の前にある。
  • 顎関節を動かす筋肉は、閉口筋と開口筋の2種類がある。
  • 普段は口を閉じることが多く、口を開ける機会が少ないので、閉口筋が硬くなりやすい。
  • 閉口筋が硬くなると、口は開けづらくなり顎が痛くなったり、頭痛になりやすくなる。
  • 閉口筋が硬くならないようにするためには、口を大きく開けて開口筋を使うこと。

ということでした。

 

なので口を大きく開けましょう!

 

 

ですが、首と顎が連動していないと大きく開けられないですし、痛みが出てしまいます。

 

それでは、首と顎の連動を解説していきます。

 

 

●首と顎の連動とは?

首と顎の連動とは、口を開けた時に顎だけでなく、首も動くと言うことです。

 

下の図の説明がわかりやすかったので、引用させていただきます。

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画像引用https://www.takatsu-chiro.com/tmj/ugoki.htm

 

左が正常。

真ん中が首の動きが悪い場合。

右が顎関節の動きが悪い場合です。

 

左の正常の図を見ていただきたらお分かりの通り、口を開ける時には、首が動くのです。

わかりやすく言うと、上を見ながら口を開けるのが正しい動きなのです。

 

口を大きく開けられない方は、首の動きが悪くなってしまっている可能性が非常に高いです。1)

 

逆に上を見ながら口を開けると、大きく開けられるようになるのです。2)

 

 

「首と顎を連動させる。」

 

これが完治させる根本治療なのです。

 

マッサージやストレッチなどの治療法は対症療法なのです。

 

 

 

根本治療完治させましょう!

 

 

●根本治療で完治させるセルフケア

それでは、根本治療で完治させるセルフケアを紹介します。

 

このメニューは、京都にある松本じゅん接骨院の松本先生が開発されたメニューです。

 

ナチュラリゼーションの顎ワーク


ナチュラリゼーション2.0 1月

①右肘と左肘を近づけて手のひらを上に向け、肘をマットにつけて下向きに寝ましょう。この姿勢で口は閉じたまま鼻呼吸を2 回行いましょう。

②上を向いて少しずつ口を大きく開けていきましょう。口を開けたまま、鼻呼吸を2回しましょう。

 

動画では、あー、しかやっていませんが、あー、えー、ベーの3種類行いましょう。

回数としては、各5回ずつくらいで良いと思います。

 

いきなり口を大きく開けると痛みが出る可能性があるので、無理のない範囲でゆっくり少しずつ大きく開けていきましょう。 

 

ポイントは常に鼻呼吸で行うことと、出来るだけ全身の力を抜くことです。

 

終わった後に体が軽い感じや呼吸がしやすい感じ、首や顎が動かしやすい感じが出ればOKです。

 

出来るだけ毎日継続して行いましょう。

 

継続していくと少しずつ大きく開けられるようになり、痛みも減ってきます。

 

 

●まとめ

  • 口を大きく開けると顎が痛む原因は、首と顎が連動していないから。
  • 首と顎を連動させるためには、上を向きながら口を開けること。
  • 完治させるセルフケアは、ナチュラリゼーションの顎ワークを行うこと。
  • セルフケアを継続していると少しずつ口を開けられるようになり、痛みもなくなってくる。

ということでした。

 

いかがだったでしょうか?

 

 

ナチュラリゼーションの顎ワークを継続して行うことで、口を大きく開けられるようになり、痛みもなくなっていきます。

 

自分の体を治せるのは、他の誰でもなく「あなた」しかいません。

 

治ると信じて、顎ワークを継続していきましょう。

 

私は、あなたが治ることを信じています。

 

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

質問がある方は、コメント欄まで!

オンライン治療も始めましたので、気軽にご相談ください。

 

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参考文献
1)村田はるか、河野正司、櫻井直樹.顎関節症患者のタッピング時の頭部運動様相と臨床症状との関連.日顎誌J.JpnSocTMJ15(1):60~68.2003
2)田中みか子、蔵本誠、河野正司ほか 頭部後屈により最大開口量と顎二腹筋前腹活動量は増加する. 補綴誌,J Jpn Prosthodont Soc,39:729~736,1995