子供の腕が抜けると心配しますよね。
どうすればいいのかわからないという方も多いと思います。
今回はそんな方のために、子供の腕が抜けた時の正しい対処法を紹介します。
目次
1,肘内障は怖くない!
結論から言うと、肘内障は怖くないです。
子供が泣いているので不安になるかと思いますが、心配ありません。
正しい処置をすることで、子供は泣きやみますし、痛みもなくなります。
2,子供の肘が抜ける『肘内障』とは?
「肘内障(ちゅうないしょう)」とは、俗に「腕が抜けた」という状態になっているのです。
ひじの骨のいちばん上の骨頭部というところが、ひじの輪状靱帯(りんじょうじんたい)という靱帯(じんたい)から外側へ手の方にずれることで起きる「亜脱臼(あだっきゅう)」です。
肘内障は、2~6歳の子どもに多いのですが、そのなかでも、若干「なりやすい子」というのはいます。けれども、どの子どもも骨格が発達するにつれ、起きなくなっていきます。
深刻なケガではありませんが、傷みが激しいため、子どもは腕を上げようとすると泣き叫ぶのです。
https://www.med.or.jp/clinic/kega2010_hizigahazureta.htmlより引用
画像引用
http://sayuseikotsuin.blog.jp/archives/79215805.html
3,子供が泣き止まない…肘内障になってしまった時の対処法
すると、先生が整復してくれます。
正しく整復されると痛みは、なくなります。
整復には時間はかかりません。
僕も肘内障を整復したことがありますが、5秒ほどで整復されました。
整復法は手のひらを外に返して(回外)整復する方法や、手のひらを内に返して肘を曲げて(回内,屈曲)整復する方法など様々な方法があります。
状態によって異なるので、先生にお任せしましょう。
仮に自分で子供の肘を整復するなら、この方法が良いでしょう。
画像引用http://www.hachiouji-seikei.com/search/0605.html
4,今後が心配…後遺症は残る?
基本的に、後遺症は残りません。
年齢が大きくなるとともに、肘内障にはならなくなります。
ただし、再発防止のために、子供の腕を強く引っ張らないようにしましょう。
5,肘内障の正しい対処法 まとめ
- 肘内障とは、子供の腕が抜けた状態。(橈骨頭の亜脱臼)
- 2〜6歳児に多い。
- 腕を強く引っ張ることで起きる。
- 肘内障になってしまった場合は、病院もしくは接骨院(整骨院)の先生に整復してもらうべき。
- 整復されれば、痛みはなくなる。
- 再発防止のために、腕を強く引っ張るのはNG。
- 成長とともに、肘内障にはなりにくくなる。
ということでした。
いかがだったでしょうか?
子供が泣いて不安になりますが、肘内障は怖いケガではありません。
正しい対処をすることで、肘内障は治りますし、再発も防止出来ます。
小さいお子様がいらっしゃる方や保育士の方達には知っていただきたい内容でした。
子供の涙ではなく、笑顔が見たいですよね。
そのためには、正しい知識をつけて、もしもの時に備えておきましょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
肘内障だけでなく、様々なケガの治療も行っております。
質問がある方はコメント欄までお願い致します。
治療を希望の方はTwitterのDMにてご連絡ください。
今日は、肘内障(子どもの肘の脱臼)を整復。
— 児島 和也@体操×治療家×健康 (@kazuya_725) 2021年2月17日
整復された瞬間に『バチッ』と整復音がなった。
整復されれば、痛みはなくなる。
こういう時に柔道整復師の資格とってて良かったと思うし、整骨院に勤めてて良かったと思う。
小さいお子さんがいる両親には『肘内障は治るので心配ないですよ』と伝えたい😊
あなたの幸せを祈っております。