有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)になると走ったりジャンプしたりすると痛みは出ますし、歩くだけで痛む場合もあり辛いですよね…
そんな方のために有痛性外脛骨を治し、痛みの無い足を取り戻す方法を紹介していきます。
画像引用https://tomizawa-sk.jp/blog/20191221-952/
目次
1,有痛性外脛骨は治ります
結論から言うと、有痛性外脛骨は治ります。
- マッサージやストレッチなど色々な治療法を試してきたが治らなかった。
- インソールやテーピングを試してみたが治らなかった。
という方も心配ありません。
今日お伝えする内容を理解していただき、メニューを継続していくことで痛みは無くなっていきます。
日常生活を楽に過ごせるように、スポーツ選手は思い切ってプレー出来るように、痛みの無い足を取り戻しましょう!
2,有痛性外脛骨とは?
外脛骨とは足の舟状骨という骨の内側に存在する過剰骨(普通にはない余分な骨)で、15~20%の人に認められます。多くは骨の出っ張りが見られるだけですが、これに痛みを伴うような病態を有痛性外脛骨と言います。
有痛性外脛骨は若年者のスポーツ障害として数多く見られる疾患の1つですが、成人になっても痛みが発症することも少なくありません。
多くは捻挫をきっかけとした足部内側に痛みが出現しますが、ときには明らかな誘因がなく痛みが生じることもあります。足部内側には痛みを伴う骨性の隆起が認められ、扁平足を伴うことがほとんどです。1)
1)より画像引用
3,なぜ痛くなるのか?
痛みが出る場所は舟状骨(しゅうじょうこつ)という骨で、その骨には後脛骨筋(こうけいこつきん)という筋肉が付着しています。
舟状骨が後脛骨筋に引っ張られることで痛みが生じます。
画像引用https://clinic.adachikeiyu.com/2117
4,痛くなる人の2つの共通点
①扁平足
②内股
この2つが有痛性外脛骨になる方の共通点です。
扁平足と内股だと後脛骨筋に負担がかかり、舟状骨が引っ張られ痛みが出るのです。
これだけ聞いても『?』の方が多いと思いますので、詳しく説明していきます。
①扁平足
扁平足だと走ったり、ジャンプしたりするときの衝撃を上手く吸収出来ません。
足を痛める可能性が高くなってしまいます。
さらに足が痛くなるだけでなく、足以外の膝や股関節など様々な場所に痛みが生じてしまいます。
以前に扁平足についての記事を書いておりますので、詳しくはこちらをご覧ください。
有痛性外脛骨になる方の特徴として扁平足もそうのですが、足が内側に倒れてしまっている方が非常に多いです。
画像引用http://ashinayami.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
足が内側に倒れると扁平足になるうえに、後脛骨筋に負担がかかり舟状骨が引っ張られます。
すると有痛性外脛骨の症状はひどくなってしまいます。
②内股
内股だと股関節や膝だけでなく、足までねじれてしまい脚全体の痛みを引き起こしてしまいます。
その特徴的な姿勢としてKnee-In Toe-Out という姿勢があります。
その名の通りの姿勢で膝が内に入り、つま先が外を向く状態です。
画像引用http://jadmt.or.jp/2017/06/28/1151/
歩く時や走る時にKnee-In Toe-Outだと脚はねじれてしまい、痛みを引き起こしてしまいます。
もちろん、有痛性外脛骨の痛みもひどくなってしまいます。
本来は、膝とつま先が正面を向かなければいけません。
膝とつま先が正面を向くことで脚のねじれは改善され、有痛性外脛骨の痛みは自然と消えていきます。
5,治療法
治療法としてはここまで説明させていただいた通りで、扁平足と内股の改善です。
扁平足と内股を改善することにより後脛骨筋への負担を減らし、有痛性外脛骨の痛みを軽減させることが出来ます。
6,有痛性外脛骨を治す2つのメニュー
では、有痛性外脛骨を治す2つのメニューを紹介していきます。
まずは、内股の改善です。
①カエル
画像引用http://yohata-seikotsu.com/blog/2861.html
この姿勢を30秒×2セット行いましょう。
慣れてくれば徐々に時間を増やしていきましょう。
このカエルの姿勢をすることで内股は改善していきます。
このメニューが終わった後にお尻がスッキリした感じや歩きやすい感じがすればOKです。
初めのうちは痛みもありますし難しいかと思いますが、コツコツ続けていきましょう。
②扁平足の改善
クラシックダイナミックアーチ
このクラシックダイナミックアーチを5メートル×2セット行いましょう。
慣れてくれば徐々に距離を長くしていきましょう。
このメニューを行うことで扁平足は改善していきます。
また足の指の動きも良くなるので、バランスも良くなります。
このメニューが終わった後に歩きやすい感じや脚全体が軽い感じがすればOKです。
初めのうちはなかなか前に進めないかもしれませんが、継続していくことで楽に進めるようになります。
コツコツ続けましょう!
この2つのメニューは京都にある松本じゅん接骨院の松本先生が開発された『ナチュラリゼーション』のメニューの一部です。
ナチュラリゼーションの詳しい説明はこちらをご覧ください。
7,まとめ
- 有痛性外脛骨とは、舟状骨が後脛骨筋に引っ張られて痛みが出ている状態。
- 扁平足や内股だと後脛骨筋に負担がかかり、結果として有痛性外脛骨の痛みがひどくなる。
- 扁平足と内股を改善することで後脛骨筋への負担は減り、有痛性外脛骨の痛みは軽減する。
- 内股を改善するメニューは、カエル。
- 扁平足を改善するメニューは、クラシックダイナミックアーチ。
- 2つのメニューを継続することで、痛みは無くなっていく。
- さらにパフォーマンスアップまで期待できる。
ということでした。
いかがだったでしょうか?
まとめていうとカエルとクラシックダイナミックアーチをしましょうということです。
2つのメニューを継続してくことで足への負担は減り、痛みは消えていきます。
また動きも改善されるので痛みがなくなるだけでなく、パフォーマンスアップにまで繋がります。
足の痛みがなくなり、さらにパフォーマンスアップ出来ることを願っております。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
大阪での治療やオンライン治療もやっておりますので、気軽にご相談ください。
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今日紹介させていただいた2つのメニュー以外にもナチュラリゼーションにはたくさんの素晴らしいメニューがあります。
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参考文献